◆あらすじ◆
会社の最寄り駅の駅ビルに入っている、小洒落た洋服屋。
あなたはその店の店長に恋をしていた。
何度も通ううちに雑談をする仲にはなれたものの、それ以上はどうすればいいか分からない。
そこであなたがとった行動は、「閉店間際にデパートを訪れ、彼の家を突き止める」というものだった。
画期的なアイデアのように思えた。早く実行に移さなければ、と気が逸る。
そして当日、本人に直接シフトを聞いて、ラストまでいるはずの金曜日。
店のスペースから少し離れたベンチで閉店を待っていたあなたは、眠ってしまっていた。
あたりは暗くなっている。どうやらデパート自体も閉店の時間になっていたようだ。
慌ててビルから出ようとすると、向こうから例の彼が歩いてくるのが見えた。
不審者として通報されるかもしれない。
パニックになったあなたの目に、洋服屋のマネキンたちが映り込んだ。
暗いから、きっとばれないはず。
追い詰められた思考回路は、それ以上のアイデアを出してはくれない。
あなたはとっさにマネキンたちの中に混ざりこんだ。
一歩一歩、迫ってくる足音。
息をひそめ、通り過ぎてくれるよう祈るあなた。
だが、足音の主は目の前で足を止めた。
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◆キャラクター紹介◆
アキト 29歳 176cm
職場最寄り駅の複合商業施設に入っている洋服店の店長。
押し付けがましくない接客、穏やかな話し方、的確なセンス、整った顔で女(xing)ウケが良く、客に口説かれることもしばしば。
明らかに自分に好意があるのにアプローチをかけてこないヒロインが気になっていた。
あなた
そこそこ仕事を頑張る社会人。
毎週金曜日に駅ビルに入っているお気に入りの店で洋服を見るのが楽しみであり癒し。
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◆トラックリスト◆
1.いつもの金曜日(4:31)
2.チェック(32:14)
3.素股だけだから(17:53)
4.気付かれて(3:16)
5.試着室で(24:28)
6.これからの金曜日(1:52)
合計収録時間:84分15秒