[+FTP][多分流][普通][雑誌] 花とゆめ Hana to Yume 2013年19号

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【資源簡介】
資源大小：118MB
分辨率：最低1130×1720
出版社：白泉社
頁數：377P

【作品介紹】

                               
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神はじ101話、読みました！

巴衛が、気を失った奈々生が目覚めるまでずっと側にいて、ずっと頭をなでていた…
これは500年前、子供に化けた巴衛に奈々生がやってくれたことですよね。
ミカゲ様から種明かしをされて、「あの時そうだったな…」と思ってなでていたのかなあ。
呪いが解けるまでは、ずっと雪路だと思っていたのだから
巴衛にしてみたら多少複雑な気持ちがしたのかしら、と勘ぐってみたり。

奈々生が「巴衛にとって雪路さんはどんな人だったんでしょう」ってミカゲ様に聞くシーンがありますが、
それは私も思っていたことで、私も巴衛を問いただしたいことでした（笑）
呪いが表に出てくるまで、忘れていたとはいえ、ずっと巴衛が好きだったのは雪路だったはずで、
ところが、過去に奈々生が飛んだことで、巴衛と奈々生が出会い
巴衛が好きになったのは実は奈々生で……。

雪路さんのために人になろうと思ったぐらい好きになった人が、
実は未来で、出会っていた人でした、じゃあ、それまでの雪路さんへの気持ちは？と
正直私は頭がこんがらがってきていて。
とりあえず、呪いは解けたし、どうやら巴衛と奈々生は両想いっぽいしそれでいいじゃない、と
思わなくもないんですが、でもやっぱり巴衛の雪路さんへの気持ちがどうにも気になるんですよね。

ミカゲ様が「雪路は情をかけた人」と言ってましたが、どういうことなんだろう、と。
巴衛は、一緒にいる雪路さんが好きになった雪路（＝奈々生）とは違うような気がしてる。
でも、見た目は似てるし確信は持てない。でもなんだか違和感はある。
どうなんだろう、違うんだろうかとずっと自問自答しながら、
身体を弱らせながらも子供を生もうとする雪路さんを捨てては行けなかった…
きっと悪羅王と一緒にいたときの巴衛なら、自分のものにならないものは捨ててしまうだろうし、
殺してしまうんだろうな、と思ったんですが、ここでふと思ったのは
過去で奈々生に言われたこと「巴衛は人の痛みがわかる狐でしょ！」って言葉でした。
あれから、なんとなく巴衛が変わってきたのかなって。
ちょっとやさしくなったり、奈々生がこう言われるのが嫌だからって
わざわざ言い直して自分の思いを伝えたり。

無事に巴衛の呪いが解けて、奈々生も時巡りの疲れからやっと起き上れるようになって
祝宴に出かける奈々生を巴衛が引き寄せるあたり、甘酸っぱいっていうか、
今までそういう甘さがなかった漫画だけに、あれだけのことで
奈々生の苦労が報われたと、ちょっと目頭が熱くなりました（笑）
「これからはその他大勢と一緒に扱ってもらっては困る」っていう巴衛のセリフと
それ以降のシーンは、やっとここまで来たか!!!!と心の中でガッツポーズでした。
よかったーーー。

雪路さんの最期を「笑っていた」と巴衛が言っていて、そのあとを読むと、今回一番うるっときた
シーンが待っていました。
雪路さんは、本当に苦労をして、ただただ、「家族」を作りたかったのに、
それを叶えることができなくて子供を残して死んでしまった。
どれだけ心残りだっただろう、と思います。
でも、薄れゆく意識の中で、奈々生が自分の子孫だったということを知り、満足そうに微笑みます。
連綿と命を繋ぎ、それが時を重ねて、奈々生まで繋がった。
思い描いたような「家族像」を作ることはできなかったけれど、でも雪路さんの命は時を重ねて
奈々生まで繋がった。
彼女がいなければ、今の奈々生はいなかったのですから。

旦那様も雪路さんを迎えにきて褒めてくれたし、きっとあの世で子孫の皆に囲まれて
今度こそ家族を作っていてくれることと思います。

過去編、ちょっと長かったけれど（笑）面白かったですね。
特に解決に向けての最終話近くの数話は発売が待ち遠しくてなりませんでした。

さて、ミカゲ様もお戻りだし、巴衛と奈々生は結婚の約束もしちゃってて、
今後悪羅王も出てくるだろうしケリもつけなきゃいけないですよね。
ミカゲ社の神様の位置、どうなるんですかね？ミカゲ様？奈々生残留？
どう展開していくのか気になります！