[发售日未定][2本になった夜][变成两根的夜晚，你看得13L，还是一根的吗？][12.08.24更新]

ifican70 · 发表于 2012-10-19 14:01:52

本帖最后由 ifican789 于 2013-7-1 09:44 编辑

2012.10.19
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沉默的e · 发表于 2012-10-19 14:55:23

=0=很久之前就在围脖上看到过这个游戏的相关报道，这么久还没出啊【揍】
当时看到就觉得非常震惊果断各种刷新了我的三观……乍一看感觉很猎奇让我想起了沙耶之歌？【继续揍】现在仔细看了看相关的介绍貌似还挺有意思的？w
其实一看到这猎奇向的设定马上就感兴趣起来了【一直都是好奇心过于旺盛的某只= =+】，以后继续关注下=w=【上班时间看这种猎奇标题的报道真的鸭梨山大啊囧】

SlpDOTk= · 发表于 2012-10-24 23:34:32

多紀はふわもふ、悠馬は剛毛、西園寺はサラサラ、光也はくせっ毛、遼平は直毛。そんなイメージです。
……髪の毛の話ですよ？(*・ω・*)ゞ

壁ドンが流行ってると聞いて。相手間違ってるよ、多紀！

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ifican70 · 发表于 2012-10-31 16:53:13

本帖最后由 ifican789 于 2012-10-31 17:05 编辑

2012.10.31
スペシャルページハロウィン企画ＳＳ【多紀の受難】公開/スタッフブログ更新

ハロウィン企画ＳＳ【多紀の受難】

世の中には触れちゃいけないものがある。

それは、友達の部屋で見つけたちょっとコアなエロ雑誌だったり、いつ買ったかも忘れたような野菜室のゲル状物質X、祭りの夜に調子に乗って買って、大きくなって持て余したニワトリの行方……

だったり、するんだけど。

はっきり言える。
今、俺の目の前にあるもの以上に、ヤバいものなんてない。

「ド素人に研究室の掃除なんて任せるか、普通！」
「さっさと働けチ○ポ野郎」
「わかってるよ、ていうかチ○ポ野郎っていうのやめろ！」

光也の声に後押しされるように、俺は ***下载/download/otomedream/ダウンロード*** 掃除用のモップを握りしめた。
キラキラ輝くにごった紫色のビーカー。
何に効くのかぜんっぜんわかんないけど、真っ白なさらさらっぷりが不安をかきたてる粉の瓶。
ホルマリンづけの標本と、転がる干からびた腕……のようなものが、なんともいえずまがまがしい。

今日の俺のお仕事は、楽しい楽しい『西園寺教授の実験室掃除』だ。
……マジで、誰か変わってくんないかなあ。

【多紀の受難】

「くそぉ……くそぉ……ッ！」
「手ぇ抜くなよ。あのクソ眼鏡、神経質だからな。髪一本でも落ちてたら後でチクチク嫌味言われるのが目に見えてる」
「なにあいつ、姑！？」

濡れたモップで ***下载/download/otomedream/ダウンロード*** を磨きながら、俺は思わず"窓のフチを指でなぞり、怪しげな笑みを浮かべる西園寺"を想像してげんなりした。微妙に似合うあたりがどうかと思う。

……ほんと、なんでこんなことになったんだか。

いたって平和だった俺の日常生活に影を落とした大惨事。
この間まで誰に見せてもおかしくない、健全だった俺の股間、というか、喵喵喵が……誰も得をしない二刀流になって、しばらくたつ。

元凶の西園寺から『治療するかわりに』なんて脅されて、こうして掃除にパシりにいいように使われているわけだけど…… おかしくないか。普通、下手に出るのはあっちであって、なんで俺がこき使われて……

「おい、サボんなよ。それ片付けたら次は薬棚の整理だからな」

後ろから飛んでくる、冷たい声。
俺はたまらず振り返ると、やたら優雅に足を組んで読書する光也に向けてモップを突きつけた。

「少しくらい手伝ってくれてもいいだろ！？　光也！」

いかにも面倒臭そうに、本を閉じ、ため息をつくこいつ……時任光也は、西園寺がつけた掃除の『お目付け役』だ。線の細い体に、ぶかぶかのシャツをはおって――俺はそれが西園寺の服だって知って、ものすごく驚いたんだけど――気だるげに本を読んでいる姿は、妙に絵になる。

「ふざけんな。それはお前があの変態眼鏡に任された仕事だろ？　こうして付き合ってやってるだけでもありがたく思え、双頭チ○ポ野郎」

可愛らしいのも口を開くまでの話だけど。ご丁寧に中指を突き立てる挑発ポーズまでつけての拒否に、さすがの俺もこめかみにピクリと走るものを感じた。

「『治してくれるならなんでもします！』って、あのマッドサイエンティストに掛け合ったのはお前だろ。てめぇの下半身の尻拭いくらい自分でしろ。……ああ、チ○ポだからチ○ポ拭いか」
「ぬぐぐぐ……！」

手伝ってくれるなんてカケラも思ってなかったけど。
思ってなかったけど…… 断わり方ってもんがあるだろ、普通！

どういう理由があるか知らないけど、西園寺の家に住んでいる（らしい）光也相手に、俺は少しでも仲良くしたいと思っていた。光也も俺と同じように、色々と西園寺に振り回されてるはずだし。
味方は多いほうがいいに決まってる。

なのに話しかけるたび、「枝分かれチ○ポ」だの「まさに二股」だの、人の悩みの種を容赦なく口撃してきて。
とにかく、ぜんっぜん可愛くない！ガタイはでかいけど、遼平のほうがよっぽど年下らしい。

「ハッ、なんだよ二刀流チ○ポ。言いたいことがあるならはっきり言え」

見た目だけは小柄で幼さの残るベビーフェイスの子どもなのに、減らず口だけは大人顔負けで、口論では一度も勝てた試しがない。
顔をあわせれば、いつもこんなのばっかりだ。

モップを握りしめ、深呼吸する。落ち着け。俺は大人。アダルティな男。お子様の軽口に乗らない！　寛大な心で歩み寄る！

「べ、べつに。それより光也、さっきからなんか可愛い本読んでるよな。もしかしてそういうの趣味だったり……」

光也がさっきまで読んでいた、小さな本。どこかぺらぺらと頼りない装丁で、表紙にはかわいい魔女と、カボチャのランタンが星と一緒に跳ねていた。

少しはかわいげがあるのかと思ったら

「はっ」

今度は鼻で笑われた。

「今日が何日かも忘れたのかよ。１０月３１日。ハロウィンだろ。　クソメガネのポケットにねじこまれてたから、ヒマつぶしに拝借してきただけだ」
「ハロウィン……？　あ」

そういえば、悠馬から「今日ヒマあるか」って誘われてた気がする。
あっ、てことは今頃大学でなんかやってる！？　うわ、俺も参加したかった！　ちくしょう……！

「うう、いいなあ……俺はこうして怪しい部屋で、怪しい道具に囲まれて掃除させられっぱなのに」
「ハロウィンだからって浮かれて、その２本見せびらかすなよ。猥褻物陳列罪で捕まるから」
「あのなあ！　お前は俺が下半身丸出しにして、街の中練り歩くような変態だと思ってんの？」
「はぁ？　だからする前にクギさしてるんだろ」
「しないっつーの！！」
「無駄口叩いてる暇があったら手を動かせよ。なんなら、ハロウィンらしくシンデレラの衣装でも用意してやろうか」
「ぬぐぐぐ……！」

まともに答えるどころか、本から視線すら上げやしない！俺は本当にシンデレラの心境で、手にしたモップが折れるほど、強く握りしめた。

やっぱり、このナマイキな年下には口で勝てる気がしない。
いっつもこうしてやりこめられて、罵倒されて、普段も「チ○ポ」って聞くと振り返るようになってしまうくらい、チ○ポチ○ポって呼ばれ続けて。

……なんとか。一度でいいから。光也にギャフンと言わせてやりたい！

と思う俺の目に、ぺらぺらの小さな本が留まった。

「…………！」

そうだ。今日はハロウィンなんだ。
一年に一度、イタズラしたって「ハッピーハロウィン♪」の呪文で許される魔法の日。
だったら……光也をちょっとからかったって、ハロウィンだからの一言で許される、はずだよな？

よし。

俺は手のあとが残るくらい強く握っていたモップを壁に立てかけると、まっすぐドアへ足を進めた。

「おいどこ行くんだよチ○ポ野郎」
「トイレ！」

この小生意気なガキンチョに、年上の恐ろしさを思い知らせてやる！

・・・　・・・　・・・　・・・　・・・　・・・

「何トロトロしてんだよ、あいつ……」

『光也ドッキリ作戦』の準備を終えて、ドアの隙間から研究室の様子をのぞくと、光也は苛立たしげに壁を睨んでいた。

見てろ。すぐにその顔を、恐怖で歪ませてやる！

音を立てないよう、忍者のような動きで部屋に滑りこみ、光也の座っている無駄に高級な椅子の後ろにまわる。
そうして、水でよく冷やした手を、そっと……

「光也ァ……」
「っ！？」

指先が細い首に触れた瞬間、電流でも走ったみたいに光也の体が跳ねて……

「冷っ……何すんだこの腐れチ○ポ！」

怒り心頭とばかりに振り返った光也の目が、まんまるに見開かれた。
俺の顔……右半分を見て、固まるその表情に、俺は勝利を確信した。

「……西園寺の薬が顔にかかって……こんなにドロドロになっちゃったんだよォ、光也ァ……助けてくれよォ……」

少しばかり薬品を拝借して作った、ねばつく赤いスライムが、顔の右半分からぼたぼた垂れ落ちる。
俺の首に、腕に、光也の頬に服に落ちる赤い染み。

「…………」

光也は叫び声の１つもあげずに、俺の顔に見入ったまま。
声も出ないほど怖いってことか？　やりすぎたかな。いやいや、ここで情けなんかかけたら意味がない。

「お前もこんな姿にしてやろ―――ぶふうっ！？」

襲いかかろうと腕を振り上げた俺の頬に、それはそれは容赦のない平手打ちが飛んできた。

「み、光也ぁ！？」
「目が覚めただろ。それとももう一発欲しいか？」
「ちょっ、やめ！　もういい！　ギブ！　ギブギブギブ！」

スライムまみれの顔をかばいながら後ずさる俺に、光也はまるでかわいそうなものを見るような表情を向けた。

「お前さ、バカだろ」

グサリ、と……。短いぶん、その言葉は俺のハートを撃ちぬいた。

「見せるなら股間にしとけよ。そっちのがよっぽどホラーだから」
「お、お前なぁ！！　ちょっと驚かせようとしただけだろ！？」
「部屋が汚れる。時間の無駄。ついに脳みそまでチ○ポ菌がまわったのかよ、かわいそうに」
「なななな……なにを……！」

俺はちょっと、いつもやりこめられてるから、今日くらい驚いた顔が見たいって、それだけで……！
なんでここまで言われなきゃいけないんだ！

「ふ……ふふふ、ふふふふ……」

もう怒った。

「俺が歩み寄ろうとしてがんばってるのに……！　言うに事欠いてバカとか……チ○ポ菌とか……！」

右顔面を覆うスライムを、思い切りわし掴む。
手に絡みつく赤い塊は、丸めると、ふよんと柔らかく丸いゼリーのようで。

「今日という今日は、その根(xing)叩きなおしてやる！」

ボール状にまるめたスライムを右手に持って、野球少年みたいに肩を下ろして大きく振りかぶった。

「食らえ！　スライムクラーッシュ！」
「なっ！？」

身をかわした光也のそばを赤いスライムの塊が飛んでいく。
壁に飛び散りへばりつき、力なく落ちるところまで見守って、光也は勢い良く俺へ振り返った。
気の短い光也のスイッチを入れるのは簡単だ。もう怒ったらしい。

「てめー何しやがる！」
「いっつもいっつも減らず口ばっかり！　俺は！　年上なんだぞ！　もうちょっと敬意ってもんをなあ！」
「そういうセリフは精神年齢２ケタになってから言えよ、このホラーち○こ！」

光也の罵声なんてもう、俺の耳には届かない。
絶対に次は当てる。
お互いに相手を睨みつけ、実験室の中をじりじりと移動しながら、必殺の間合いを探りあう。
何がなんでも光也の顔面に当ててやる！

「もう一発っ！！」

大きく振りかぶって、スライムを右手に左手は添えるだけっ！
憎たらしい光也の顔めがけて、思いっきりスライムを投げつけた。

「はっ、当たるかよそんなもん！」

力の限り投げたスライム玉は、しゃがんだ光也の頭の上をすりぬけて、ドアのほうへと一直線に飛んだ。

そして……。

「おい、何の騒ぎ……」
開いた扉の先に現れた、眼鏡と白衣。

「「あ」」

べちゃりと嫌な音がしたのと、俺と光也が声をあげたのは、ほぼ同時だった。

「「………………」」

俺の投げたスライム玉が……。
どういう軌跡を描いたのか、吸い寄せられるみたいに西園寺の顔面にクリーンヒットした。
眼鏡を真っ赤なゲルで染めて、白衣のいたるところに飛び散った染みが、なんというか、グロい。

「ご、ごめん……西園寺」

引きつり笑いを浮かべながらの謝罪も、西園寺の耳にはほとんど入っていないようだった。

「……私は部屋の掃除をしろと言ったはずだが？」

垂れ落ちた赤い粘液の下で、その表情が、みるみる険しくなっていく。
俺が言い訳をしようと口を開いたのと同時に、西園寺が声を裏返してシャウトした。

「きさまら……。ここで！！　一体、何をしている！！！」

・・・　・・・　・・・　・・・　・・・　・・・

「Halloweenだと？」

神経質すぎるほど丁寧にスライムをぬぐいとった西園寺は、俺と光也の話を聞いて眉間に皺を寄せた。
……髪のあたりにスライムが残ってるのは、今は言わないでおこう。怖いから。

「西園寺はやっぱり知らないよな。興味なさそうだし……」
「収穫祭が変貌したヨーロッパの祭りだろう。ちなみに本場のランプはカボチャではなく、カブを使う」
「えっ、そうなの？」

さすが腐っても教授、一応博識なんだな。
俺が関心の声をあげると、西園寺は少し考えるような素振りをして言った。

「そうか。ハロウィンか。気づかなかったな」
「まあ巽さんには無縁のものだろうし。そこの２本が騒がなきゃこんな大げさなことにもならなかったのに」
「光也、お前人のこと２本って呼ぶなよ」
「そこのち○こが」
「根本的なとこが変わってない！」

言い合う俺と光也なんてどこ吹く風とばかりに、西園寺は眼鏡の裏に怪しげな光をチラつかせ、薄く笑った。

「私とは無縁、か。そうでもない」
「は？　どう考えても巽さんとは……」
「ま、まさか西園寺が、近所の子どもにお菓子配ったり……？」

思わず、公園で怪しげな格好をして、変な薬を配る西園寺を想像した。
ちびっ子たちの股間が危ない！

「ふふ……お菓子がなければイタズラをしてもいいのだろう？　そういう日だな、今日は」
「え？」

あっけにとられる俺と光也の目の前で、西園寺は懐から怪しげな液体の入った試験管を取り出して……

「トリックオア……トリート……」

獲物を目の前にした悪魔のように、口の端を釣り上げた。

「お、おお、俺、急用思い出したから帰るっ！！　さよなら！！！」

考えるより先に、体が動いていた。まだスライムの跡が残るドアへ向けて、 ***下载/download/otomedream/ダウンロード*** を蹴って、全力疾走で逃げる！！

「待てよ。そう急ぐことないだろ」
「うわあああっ！？」

ぐい、と襟元を引っ掴まれて、俺は勢いよく体制を崩した。
走り出そうとした俺の体に、白い腕が、太腿に俺のじゃない足が絡みつく。
耳元で聞こえる、砂糖を煮溶かしたハチミツのように甘い声。
気を取られた瞬間、物凄い力で締め上げられて身動きが取れなくなった。

「ぐぇっ！　み、光也！？　ちょ、痛い！　放せってば！」
「てめぇ、逃げられると思うなよ。かわりに俺が何かされたらどうすんだ。潔く生贄になれ」
「いやだあああああ！！！」

声だけは愛を囁くドン・ファンみたいに心地いいのに、言っていることが物騒すぎて鳥肌が立つ。
羽交い絞めにされた俺の目の前には、白衣をはためかせた西園寺が、なんだかイッちゃってる笑みを浮かべて仁王立ちしていた。

「本日のテーマは"果たして植物の体組織は人間の体に馴染むのか"だ……」

片手に怪しげなお薬、片手に小さなカボチャ。
不穏な想像をあおるには、それだけで十分だった。

俺のち○こがトリックオアトリートされてしまう！

「オラ、大人しくしろよ。天井の染みでも数えてればすぐに済むから」
「やめろ！　嫌だ！　俺は人間の尊厳を捨てたくない――！？」

ち○この平和を守るため、全力でもがく俺の尻……正確にはその尻ポケットに、何かが触れた。これは……！なんとか手で探り出して光也の目の前に掲げる。

「ほら！　アメ！　アメがあるぞ！　お菓子があるからイタズラはできないよな、ほら！」

喉の調子が悪いから、後で舐めようと思っていたのど飴。
小さな包装紙に包まれたそれを見て、西園寺は不機嫌そうに眉を寄せ、光也は匂いをかごうとでもするように鼻を近づけた。

「本物か？　もっとちゃんと見せてみろよ」
「偽物なんかじゃないぞ！　ちゃんと食べられる、消費期限内のアメだからな！」

震える手で手渡すと、光也はそれを確かめるように、裏返して包み紙をはぎ……そのまま、口に入れた。

「ああああああああああああああ！？」
「むぐっ……む……ごくっ」

俺のアメが……アメが！　命綱が！
ごりごりガキンと、人の口内からしてはいけない音が響く。
粉々になったそれをわざと目の前で見せ付けてから、唾の音がするほど派手に飲み込んだ。

「アメ玉なんてなかった」
「ふむ、私は何も見ていないな」

阿吽の呼吸で、鬼畜２人が頷き合う。

「あっただろ！？　アメが！　ここに！　今！」
「だったら証拠を出してみろよ。なあ。どこにアメがあるんだ。まさか……」

丸められた包み紙が、綺麗な放物線を描いてゴミ箱に納まった。

「ゴミ箱に入ってた、いつのかわからない包み紙が証拠、なんて言わないよな？」
「騙したな！　俺を裏切ったな、光也ぁ！」
「バーカ。世の中お菓子みたいに甘くねぇんだよ。勉強になったかダダ甘チ○ポ野郎」

悪人じみた笑みを浮かべる光也は、まるで西園寺という悪魔に仕える使い魔じみていて
…… 俺はこの後の運命を悟らずにはいられなかった。

「さあ……トリックオアトリート？」
「いやだあああああああああああああああああ！！！」

・・・　・・・　・・・　・・・　・・・　・・・

「ん？　今、多紀の声が聞こえたような……」

おもちゃ箱をひっくり返したような、ハロウィンのオレンジ色に染められた街の中。
菓子の買い出しに駆り出された悠馬は、ふと胸騒ぎを感じて空を見上げた。

「気のせいか。あいつはハロウィンに気づいてるのかどうかも正直怪しいもんだ」

誘いを断られた程度で、少なからずショックを受けている自分を嗤いながら、悠馬は菓子の詰まった紙袋を抱えなおした。

「……ま、多紀だし。どこかで楽しくやってるよな」

ハロウィンの夜は更けていく。多紀の受難は、まだ始まったばかり。

スタッフブログ更新
ハロウィンSS公開！

ハッピーハロウィン！
お久しぶりです、一之です。
少し前から公開していたスペシャルページがついに動き出しました。
本日のハロウィンにあわせて、多紀と光也のSSを公開です！
光也がでてくると、どうにも伏字が大活躍してしまいますね。
こんなにチ○ポを連呼しているBLで大丈夫なのかと、ちょっぴり不安になりつつ
私はそんな光也が大好きです。
多紀と光也は兄弟のようでいて、ケンカップルのような感じなのです。
今後も少しずつ、連載を企み中ですので、是非とも楽しんでいただけたら幸いです♪
ちなみに挿絵はゲームスチルと同様に力を入れて塗っていただいております。
（自分で塗る時間がなかったなんて、そんな……）
原画をしていて日々感じていたことなのですが
「線画を上げると塗りあがって戻ってくる」ことが本当に魔法のようで（？）
グラフィックが上がるたびに感激しているこの頃です。
いつもありがとう、ありがとう…！

さあ早く篭って手を動かすんだ、と神のお告げが聞こえてきましたので
本日はこれにて……（；□；）
それでは、楽しいハロウィンをお過ごしください！

初3 · 发表于 2012-10-31 16:59:02

这是什么......好重口，设定碉堡了= =。变成两根的夜晚。
两根是什么啊！！还有什么哔——啊！那是重要的地方吧！！最近的蔷薇向这么猎奇？
自从花 ***下载/download/otomedream/ダウンロード*** 之后就没关注这方面的消息，BL游戏发展巨快了啊，和里番一样的设定真的没问题么
而且我心里涌上来的兴奋感是怎么回事 = =，

ifican70 · 发表于 2012-11-15 16:43:49

本帖最后由 ifican789 于 2012-11-15 16:50 编辑

2012.11.15

ハッピーバースデー遼平！

こんばんは、syouです。
本日、11月15日は相楽遼平くんの誕生日です！
今回も一之さんにイラストを強請ってみました( ｀・ω・´)
せっかくなので、誕生日絵を全員分いただこうという魂胆です。

いただいたのはポッキーゲームしてる多紀くんと遼平くんでしたー！
わーわー！状況をもっと詳しく！と聞いたところ、
ポッキーゲームをさせてみたら
遼平がものすごいスピードで近づいてきて……
という素敵な状況でした。
多紀がポッキーを折ってなければ、チュウされてましたね、きっと！
遼平はこういうゲームでもさらっとこなしてしまいそうです。
悠馬だったらこんな状況にはならないだろうなぁ（笑）
最近寒くなってきましたが、体にはくれぐれもお気を付けください。
皆様にお届けできる日を夢見て、「２本になった夜」は本日も鋭意制作中です。
最後にもう一度、遼平誕生日おめでとう！

SlpDOTk= · 发表于 2012-11-15 23:01:55

这题材真不错啊，两根什么的
很久不玩蔷薇向的了。但是这个标题真心好吸引人，话说很好奇两根的怎么办
如果是走的攻线，难道可以一起塞么

SlpDOTk= · 发表于 2012-12-17 12:56:44

本帖最后由星雪于 2012-12-17 13:13 编辑

キャラが立ってくると、初期にはなかった設定や好みなどが出てくることがありますが……主人公が匂いフェチになるとは……。

多紀の利き体臭によると【悠馬→おいしそうな匂い　西園寺→無臭　光也→石鹸の匂い　遼平→エロい匂い】になるみたいです。

「おいしそうな匂い」というのは卵焼きの匂いとか、お弁当の匂いとか、そういうものらしいです。

ifican70 · 发表于 2012-12-19 23:09:01

本帖最后由 ifican789 于 2012-12-19 23:10 编辑

2012.12.20
スペシャルページクリスマス企画ＳＳ【サンタとトナカイ】公開

街は綺麗なイルミネーションに彩られ、そこら辺は男女、男女、男女の見事なカップル達で溢れかえっている。
そう。季節は冬、今日は独り者には哀しいだけのクリスマス・イブ。

キラキラした街中を颯爽と駆け抜けるおれは、実はかわいい彼女を大きな楠の木の下で待たせてる！
これからおれの聖夜がジングルベルとともに始まる！　ハレルヤ――！

……と、いうわけじゃもちろんなく、クリスマスイブにも関わらずおれのスケジュールにはバ・イ・トの文字がきっちりと刻まれてたりする。

【サンタとトナカイ】

「やべーーー！　遅刻遅刻！！」

いつも時間ぎりぎりになってしまうおれは、今日も、そろそろ自宅を出ようかなというタイミングで、うっかりテレビの特番に目を奪われてしまった。そのせいで余裕があったはずの出勤時間はどんどんと減り……、気づけばいつもどおりに全力ダッシュでバイト先に向かっている有様である。

「コラ成瀬ぇ！　今日は早めに来いって言ってただろ！」

従業員専用の扉からばれないようにこっそりと入ったつもりが、どこからともなく飛んできたマスターの怒声に、こっちが飛び上がるはめになる。

「へ、へへへ……、す、すみませ～ん！！」

18時まであと5分もない。
マスターの説教を右から左に受け流し、ロッカーから   ***下载/download/otomedream/ダウンロード***   を取り出そうとしたところで、

「今日はこれを着て接客！　お前が遅いせいで相楽も着替えらんなかったんだ、反省しろっ！」

ごつんと軽いげんこつが頭におとされた。同時に、ばさりと視界が真っ暗になる。

「わあっ！！？」
「何やってるんですか、先輩」

おれがバタバタしていると、頭の上から落ち着いた声が聞こえて、バイトの後輩、相楽遼平がひょいっとおれに被さっていた布を剥ぎ取ってくれた。
突然目の前にあらわれた顔に驚いて、ずざっと後ずさる。

「って、おまっ、顔がちかいっ！」
「ひどいなぁ、助けてあげたんじゃないですか」

マスターが放って寄こしたらしいそれは、クリスマスイベント用の衣装だった。

「相楽も待たせたな。とりあえず、二人ともそれ着てホール出てこい。今日は外での呼び込みもあるからな」

マスターはそれだけ言うと、さっさと厨房に戻ってしまった。
残されたおれと遼平は託された２つの衣装に目を落とす。
目線の先には、クリスマスシーズンによく見るサンタの衣装とトナカイの着ぐるみ。

サンタの衣装は赤と白の布地に、太めの黒いベルトがついている平々凡々なお決まりのサンタの衣装。
円錐型のサンタ帽が付属されていて、クリスマスじゃ定番のスタイルだ。

一方のトナカイの着ぐるみはというと……。

全身こげ茶のもこもこ生地で覆われ、手足にはオフホワイトのトナカイの足を模した手袋、靴らしきもの。
ここまでなら、ただの着ぐるみとして納得出来たと思う。
問題は付属されているトナカイの頭部らしき被り物。この部分の破壊力が抜群すぎた。

この時期によく見る、かわいいマスコットキャラクターみたいなトナカイのイメージはこの際、脳内でリセットして欲しい。

ラクダのように伸びた首の部分が、丁度、顔だけがでるように楕円にくり貫かれてて、その上についたトナカイの顔は、目がどこを見ているのかよくわからない上に、何だかへらっとしてて、見てると少しムカついてくるようなおどけた表情をしている。
前にどこかで見た、エロ本を読んで鼻の下を伸ばしている中年のおっさんみたいな……。

一言で表すなら、ださい。ガチでださいのだ。
この着ぐるみは絶対に、絶対に着たくない！
こんなの、何かの罰ゲームでもさせられてるようにしか見えないだろ！
衣装を見下ろしていたおれたち二人は、互いにゆっくりと顔を見合わせた。

「マスター……よりによってなんでこんなの用意しちゃったんだろうな」
「この時期、どこもこういった季節ものが重宝されるじゃないですか……レンタルっぽいですし、これ」

遼平は『貸衣装・レンタル専門店　もってけ！』のタグを指に引っかけて、おれにも見えるように向けてくれた。
ああ、つまり数ある貸衣装のなかの残り物ってわけか……。
おれはチラリと傍らに立つ遼平に目を向ける。おれの視線に気づいた遼平は肩を竦めて、サンタの衣装を手に取った。

「それじゃ、さっさと着替えましょうか」
「ちょっと待て！　なんで迷いもなくサンタを選んだ！？　やっぱりここは先輩のおれがサンタをやるべきだろ！」
「先輩の方が似合うかと思って」
「そんなことねーよ！　お前の方が似合うって！」

おれと遼平がぐいぐいとトナカイの頭部を押し付け合っていると、

「お前ら！　さっさとホールにはいれ！」

腕組みをしたマスターから怒りの罵声がロッカールームに響いた。
「こ、こうなったら……ジャンケン！　ジャンケンで勝負だ！」
「ジャンケンですか？」
「そうっ、最初はグー、からだぞ！　いいな！？」

・・・　・・・　・・・　・・・　・・・　・・・

「えーっと、50…50、50円の……と、とれない。ちょっと待ってくださいね。今お釣りをっ……」
「ゆっくりで大丈夫ですよ、トナカイさん」
「あははは……、ありがとうございます……」

着ぐるみの分厚い手袋のせいで上手く小銭がとれず、四苦八苦していると、目の前のカップルがくすくすと笑いながら話しかけてくる。普段はレジ前で話しかけられることなんてほとんどないのに、今日に限ってはわけが違う。
大体の客がおれの被り物を二度見して、そして笑いを堪えたり堪えきれなかったりして、多分ねぎらい…だとおれは思いたい…の言葉をくれる。
今夜は聖なる夜で、店内はどこを見てもカップルだらけで。
店中が幸せ全開のピンクオーラにつつまれているっていうのに、なぜおれはこんな格好を……。

「せっかくのクリスマスにそんな顔しないでくださいよ、先輩」
「遼平っ、お前さっきうしろで笑ってただろ！　お前まで笑うなよ！」
「すみません。困ってるトナカイがあんまり可愛くて、つい」

くすくすと笑う遼平サンタは、おれとは対照的なほどばっちりと決まってるのに、おれの格好ときたら、お笑いコントでだって着ない様なへんてこ動物だ。

「可愛いと思うならさぁ、そのサンタ服と交換してくれよ～」
「公平にジャンケンで勝負しようって言ったの先輩でしょう」
「そんなこといわずにさ～、重いんだよ、この頭部分」

あそこでグーを出してればおれの勝ちだったのに……。おれの全身全霊を込めた渾身の一発は見事に大外れし、遼平の鉄壁の前に惜しくも敗れ去った。
こうしておれは、不本意ながらもトナカイの着ぐるみを着ることになってしまった。

「本当に、先輩の助けになれなくて悲しいです。あ、これ４番テーブルで」
「心にも思ってないだろ、それ！」

笑顔のサンタから次に配達するプレゼント、もとい料理を渡されて、おれはもう半分やけくそで、尻尾をふりふり熱々カップルのテーブルに料理を運ぶ。
この着ぐるみときたら、頭部は重いし、手足は滑る上に動かしにくくて、絶対に接客には向いてないってのに、「客が喜ぶ！」というマスターの”つるのひとこえ”によって、トナカイ役のおれは、ホールの主役にされてしまった。

何度もホールと厨房を往復するうちに、やっとトナカイにも諦めがついてきて、意外とウケが良いことに親しみを覚え始めたころ。
突然、店内に流れるクリスマスソングをかき消すように、ガシャンと食器同士がぶつかる音が店内に響いた。
他のスタッフが皿でも落としたのかと振り向くと、すぐそばのテーブルで、女の人が立ち上がり肩をいからせて向かいの男を睨みつけていた。

「ほんっとうに信じられない！　最低最悪！　今日がクリスマスって知っててそういうこと言うわけ！？」
「クリスマスだから真実を打ち明けたくなったんだろ。俺は誠実だと思うけど？」

キンキンと金切り声をあげる女の人から目を背け、眉をしかめた男は腕組みをして椅子にふんぞり返っている。周りを気にせずに言い合っている二人のオーラが、狭い店内の雰囲気をがらりと変えてしまった。
さっきまで穏やかだった店内の空気は、さーっと雲に隠れる太陽のように   ***下载/download/otomedream/ダウンロード***   っていく。

このままじゃみんなのクリスマス・イブが台無しになってしまう。気づいたときにはおれは二人の目の前に飛び出していた。

「おっ、お客さま！」

声を掛けたはいいけど、女の人の『あんたは引っ込んでろ』と言わんばかりの視線に一瞬で跳ね返されそうになる。
何の策も持たずに飛び込んだおれは、じりりと一歩後ずさりしかける。女の人って怒るとマジで怖いっ……！

だけど、ここで引いたら男が廃る！
店のためにも、みんなのためにも、おれはこの空気をなんとかしなきゃいけないんだ！
おれは、全開のスマイルとともに両手を広げ、万歳でもするように大きく振り上げた。

「呼ばれて飛び出て、じゃじゃじゃじゃ～～ん！　折角のクリスマス・イブ、ケンカなんてナン･センスっ。みんなで楽しい聖夜を過ごそうよ！」

さっき、店先で子供にやったら手を叩いて喜んでくれたこの着ぐるみの必殺技。
怒りMAX状態だった女の人に、どや？と満面の笑みを向ける。

「…………」

あ、あれ？　何かダメだった？　おれ、外した？

両手を下げることもできず段々と笑顔が凍りつくおれに追い打ちをかけるように、店内のあらゆる方面から冷ややかな目線が全身に突き刺さった……気がした。
楽しげに流れていた店内のクリスマスBGMまでもが、このタイミングでフェードアウトする。
シーンと静まり返った店内で、おれの背中には嫌な汗が一筋つつーっと伝わり落ちた。

「……あんた、あたしのことバカにしてんの？」

さっきまで高音の金切り声で騒いでいた女の人が、どこからそんな声を出しているのかと思うほどドスの聞いた低音で呟いた。そして、そのメデューサのような視線に、おれはその場で固まってしまった。

「そもそも、そのふざけた格好。店に入った時から、鼻について仕方なかったのよ」

女(xing)の怒りの矛先が、彼氏からおれに変わる。喧嘩を収拾するつもりで飛び出したはずが……結果的に火に油を注いでしまったらしい。

「え、え～っと、ただおれは仲良くした方がいいと思う……思いましただけでして、はい……」

「はあ？　あんた……ふざけるのもいい加減にしてよ」

おれが口を開けば開くほど、メデューサは目をギラつかせておれを睨みつける。途端、テーブルに両手をついていた姿勢から、すっと背筋を伸ばしてこちらに一歩踏み出した。
もしや、もしやこれは。
おれは咄嗟に目をつぶり、くるであろう衝撃にぐっと歯を食いしばった。その瞬間。

「失礼いたします、お客様。この子は僕の大事なトナカイなんです。どうかいじめないでやってください」

優しげな声が聞こえてそっと目を開けると、目の前には大きなサンタの背中があった。

テーブルの上には、いつの間にか綺麗にデコレーションされた、かわいらしい真っ白なクリスマスケーキが置かれている。

「大変失礼致しました。こちら、イタズラ好きのトナカイのお詫びです。どうぞお召し上がりください」

遼平の腕の隙間を通して、ぼぼっと火がついたように顔を真っ赤にさせる女(xing)をおれは見てしまった。

「もちろん、彼氏の方にも」

もう一方の腕にのせていた皿を、どこかの執事よろしく――格好はサンタだけど――優雅に流れるような動作で、テーブルに滑らせる。こっちはお洒落に飾られたチョコレートケーキ。チョコソースで皿に描かれたMerryChristmasの文字が良い演出を施していた。……うちにこんなメニュー、あったっけ？
そして、おれは遼平の背中からまたしても見てしまった。
遼平にケーキを差し出された男の客……さっきまで憮然としていたはずのその顔がほんの少し赤くなっているのを。
女の人達が遼平にきゃーきゃー言うのはいつものことだけど、まさか男にまで効果があるとは……。
おれは謎のフェロモンを分泌してそうな遼平の背中を仰ぎ見て、静かに感心した。

「では、お二人とも今夜のクリスマスをどうぞお楽しみください」

角度は30度、美しいお辞儀の見本のような所作で去っていく遼平に、ハートマークと控え目な   ***下载/download/otomedream/ダウンロード***   い声が飛びかった。
おれはと言えば、遼平にくびねっこを掴まれてるのに誰の目にもうつっていないようで、その事実に何だかすこしがっくりとする。
ケンカップルはまだぽーっとこちら――正確には遼平――をみたまま、だけど女の人の方は大人しく席に腰を下ろしていた。
なんだかよくわかんないけど、遼平のおかげで騒ぎは一件落着したらしい。
いつのまに再開していたのか、軽やかなテンポのクリスマスソングをBGMに、店内は賑やかな雰囲気を取り戻していた。

・・・　・・・　・・・　・・・　・・・　・・・

「今日も仕事終了！！　ううっ、外、めっちゃさみー！」

でっかく膨らんだゴミ袋をゴミ置き場の中へ放りなげる。
いくつも積み重なったゴミ袋は、小さいころに見たサンタの持ってた白い袋と同じくらいの大きさなのに、入ってるものは夢なんかじゃなく、ただの生ごみという現実に大人になった寂しさを感じる。
サンタはいないって気付いたの、いつ頃だったかな。

木枯らし吹きすさぶビル街の裏路地で、着ぐるみの中を通り抜けていく冬の冷たい風にぶるりと身震いする。
暖かそうに見えて、意外と風通しがよく、しかも着ぐるみの中はパンツ一丁。
その上、今はぶっさいくな頭部分を脱いでいるので、首元からも冷気が容赦なく入ってくる。
数分しか外に出ていないはずなのに、身体の芯まで冷えたおれは、ダッシュで店の中に避難する。
店内に入るや否や、カウンターの後片付けをしていたイケメンサンタ遼平がぷっと吹き出した。

「な、なんだよ！」

ドアが開けられずに格闘していたのを見られてたのかとおれは口を尖らせた。

「先輩、本当のトナカイみたいになってますよ」
「え？」
「鼻が真っ赤」

指差された鼻に触れてみるけど、ぽふっともこもこの手袋が当たるだけで、冷たくなってるかまではわからなかった。
あー、でも……このもこもこ、暖かいなあ。

「……あのさ。今日のサンタ、遼平でマジでよかったよ。おれじゃあんなに上手く場を納められなかったし」

おれは冷えてる顔を温めるみたいに、手袋で顔を包みながら、店内の雰囲気をあっという間に元通りにした遼平サンタの仕事っぷりを思い返した。
新人だった遼平に色々教えたのはおれのはずなのに、いつの間にか立場が逆転してて、今日の時みたいにフォローしてもらうことが多くなった気がする。
先輩としては情けない気もするけど、何でもスマートにこなす遼平は男からみても確かにかっこいい。

「……先輩、そろそろ帰りましょうか。今夜は夜中から雪が降るらしいですから」
「ええっ、マジ？　どおりで寒いはずだよ！」

冷えた体を温めるみたいに、両手で肩をさすっていると、突然、首元がふわりとした感触に包まれた。

「へっ？　マフラー？」
「俺からのクリスマスプレゼントです。先輩に」

目を細めて微笑む遼平に、不覚にも一瞬どきりと心臓が跳ねた。真っ赤なサンタ服なのに、不思議と格好よく見えたものだから。
……悔しいけど、やっぱりサンタは遼平が適役だったみたいだ。

「今年はホワイトクリスマスになりそうですね」
「ホワイトクリスマス……クリスマスかぁ～」

クリスマスまでに彼女を作る！と大学の奴らと競い合ってたはずなのに、気が付けばもう季節はクリスマス・イブ。
もちろん彼女はできてないし、明日のクリスマスまでに見つかる見込みはゼロ……。
ちょっとだけセンチメンタルな気分になっていると、遼平がおれの首元に手を伸ばしてきた。

「ほら、もっとしっかりと巻いておかないと。風邪ひきますよ？」

少し緩んでいたマフラーをしっかりと鼻のあたりまで巻き直される。
「プレゼントありがとな」と言ったんだけど、マフラーに口をふさがれてふごふごと変な声が出ただけだった。

「ふふ、どういたしまして」

そんなおれの様子をみて屈託なく笑う遼平につられて、おれも少し笑ってしまう。
遼平にはどんなプレゼントをあげたら喜ぶだろうと考えながら、カップルでごったがえしてるだろう街に向かって男二人で歩き出した。

SlpDOTk= · 发表于 2012-12-20 00:27:19

あの...这设定...我确实是第一次见！好猎奇啊...= =+
我还是比较喜欢正常点的，总觉得CG图会很惊悚啊...><
size变大倒是比较可以接受，1变2就有点畸形了不是么TAT
说是男(xing)向那边已经有这样的题材了？果然小黑屋就是特别重口啊...

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