【内容紹介】
月刊漫画雑誌『コミックトム』(潮出版社)に、1989年から1993年にかけて連載された。 単行本は潮出版社より全4巻。その後、角川書店から描き下ろし短編を加えた「決定版」が同じく全4巻で発売された。また2007年9月には、ホーム社漫画文庫から文庫版が全2巻で発売された。
中世ヨーロッパ風のファンタジー世界を舞台に、人間の台頭と神秘の終焉を描く。『指輪物語』の影響が強く、作中にも『指輪〜』を思わせる描写が見受けられる。また本作の背景世界は、作者の別作品『辺境警備』や『東カール・シープホーン村』と共通しており、登場人物のクロスオーバーなどが盛り込まれている。
詐欺師サイアムが出会った「放浪の賢者」グラン・ローヴァは、およそ賢者という言葉のイメージからかけ離れた風変わりな老人。彼に気に入られて共に旅することになったサイアムは、数々の不思議な事件に出会うことになる。やがて彼が巻き込まれるのは、伝説の「銀晶球」を巡る騒動。それは、精霊たちによって百年も前から予言されていた、世界の変革にまつわる大きな災いのはじまりであった。
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