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[〖全年龄〗] 【原創】想望三國志 第参計 周瑜 CV.立花慎之介 [本篇台本 翻訳無]

发表于 2014-8-26 13:44:26 |阅读模式
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本帖最后由 Civien 于 2015-4-29 09:39 编辑
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[j]TJLPX RO2WZH[/j]若有失误还请大家多多包涵~m(_ _)m
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時は乱世、群雄割拠の時代。僕は孫権軍の目付けとして、山越討伐を行っていた。山越民族は反乱を起こす源となる。しかし、やつらは 点在しているため、どれだけ討伐を行おうと、尽きることはなかった。それでも、僕は大将軍の命に応じるがまま、刀を振り下ろしていく。なぜ、僕はこの軍に身を寄せているのか。その理由は一つしかない。果たすべき約束があるからだ。すべてはあいつの望みを果たすため、僕はこの先も孫権軍から身を引くことはないだろう。この軍を大きくすること、それが僕の使命だ。たとえ、残された時間があとわずかだとしても、この命の灯火が消えるまでは 軍のため最後まで尽力していきたいと願う。はぁ!残念、君 せっかく使えそうだったのに。ね、どうして 殺されるか分かるよね。君が僕の言うことを聞かなかったからだよ。降伏して大人しくついてくるっていってれば、こんな目には遭わなかったんだ。君みたいに体の大きな人間は 門番にしたら重宝するのにな。城で働けたなら、今までよりずっといい生活ができるって。ちょっと考えれば分かることだと思うんだけど。ふん、じゃあね。こいつ以外にも 使えそうなのはいたし、今日はもういいかな。うん?その時僕の目に飛び込んできたのは 屍の山の中で 上下に動く女の背中だった。どうやら、二つの骸に縋って泣いているらしい。女か、そういえば 女の捕虜はまだいなかったっけ。何か使えるかもしれないし、一応見ておこうかな。君 何してるの。それ、もしかして 君の両親かな。あぁ、殺されちゃったんだね。怖がる必要はないよ、別に今すぐに君をどうこうしようってなんてこれっぽっちも思ってないから。すべては 君の話を聞いてからかな。それで、君 今まで何してたの。へえー、さっきまでそこの山に隠れてたんだ。で、出てきたら、両親がこんな状態になってたってわけね。うん?あ、いや、これは僕らの軍がやったんじゃないと思うな。傷痕が急所からずいぶんと逸れてる。これはたぶん人を殺し慣れてないやつの仕業だよ。つまり、そうだな。興奮した地元民に誤って刺されたとか、そんなところじゃない。でも、こういう場所に住む人たちって、大抵皆顔見知りなんじゃないの。間違えるなんて、そんなことあるのかな。えっ、君たち 家族で商人をやってたの。それで、この町にたまたま滞在してただけなんだ。そっか、じゃあ、巻き込まれちゃったんだね。それは災難だな。同情したふりをしつつも、僕は内心で快哉を叫んでいた。商いをしていたのなら、それなりの素養があるだろう。となれば、いくらでも道具としての使い道があるはず。殺すには惜しいと考えた僕は 彼女を手中を収めるべく優しく声をかけた。両親がなくなっちゃったってことはきっと行く当てもないんだろうね。かわいそうに。あれ、君 腕を怪我してるの。わぁ、結構ひどいね。焦ってここに来た時に 木で切っちゃったんだ。あぁ、痛そう。このままだと、きっと化膿しちゃうね。ね、城で手当てをしてあげようか。君たちを巻き込んじゃったのは 僕たちの責任でもあるし。このくらいの償いはさせてよ。それに、怪我が治るまでの間 城で身の振り方を考えることだってできる。どう、君に損はないと思うんだけどな。どうしてって、女の子を見殺しにするなんて 夢見が悪くてたまらないじゃない。女の子には優しくするっていうのが僕の信念だからね。ね、行こう。よし、じゃ、こっち来て。あ、ところでさ、一つ聞いていい?さっきから気になってたんだけど。君 僕のことを ちゃんと見えてるよね。見えてるの、本当に?信じられないな。気が動転しちゃってるの。今まで僕を見て目の色を変えなかった女って一人もいなかったんだけどなぁ。今は状況が状況だし、仕方ないのかな。まあ、今はそれでいいや。うん、ほら、行くよ。あ、そうだ、僕は周瑜、しばらくは君を城に置くことになるわけだから、そのくらいちゃんと覚えておいてよ、いいね
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あぁ、君か。前にあった時よりは 顔色もよくなったみたいだね。怪我の具合はどう。袖を捲って見せて。うん、これなら、後数日もすれば治りそうだね。よかった。あぁ、それで、これからどうするかは決まったの。ここで働きたいの。そう、いいんじゃないかな。正直ね、この城には女(xing)が足りていなかったんだ。だから、むしろ歓迎するよ。君みたいな子がいると、すごく助かる。はは、いや、お礼なんていいよ。あのさ、それより、うん…もう一回聞くけど、君は本当に僕を見ても何とも思わないの。どういう意味って。君って、本当に僕の外見に興味ないんだね。やっぱり 目がどうかしてるんじゃない。女の子はさ、僕と目が合うだけで、目をギラギラさせて、どうすれば周瑜様は私を気に入るのかしらって。試行錯誤しているようなやつはばっかりなんだけど。そうも興味のなさそうな目で見られると、なんか調子狂うな。まあ、いいか。とにかく、まずは早くその怪我を治すんだね。今後の仕事については 後で陸遜辺りに伝えさせるから。じゃ、僕はもう部屋に戻るよ。これから 色々と頑張ってね。引き取ったはいいけど、ああも普通の女と違うと、ちょっと扱いづらいな。勝手に寄ってくる女って鬱陶しいけど、何の反応もされないと、それもまた腹立つっていうか。うん、でも、物は考えようかもしれないな。あぁ、いいこと思い付いた。決めた。僕 君を小姓にする。ずっと小姓がほしかったんだけど、女の子は全員僕に色目を使ってくるから、面倒くさかったんだよね。でも、君なら、そういう心配はなさそうだし。適役な気がするんだ。ね、いいよね。うん、よかった。じゃあ、今日から君は僕の小姓だよ。捕虜よりはずっと立場もいいし、この城での生活もしやすくなると思う。というわけで、食事から洗濯、部屋の掃除まで全部お願いね。たとえ、僕を嫌いになったとして、逃げるなんて許さないよ。ははぁ、嫌いになるわけない、ね。僕のこと、優しくて心の広い人だとでも思ってる?実は僕ね、君が思っているような男なんかじゃないんだ。表面上は柔和な男を演じてるってだけ。だって、そのほうが色々得でしょ。けど、君が小姓になったからには、もう君の前で優しい男を演じるのはやめるよ。これから、ずっとそばに置くんだもん。演技し続けるのは面倒だからね。きっと君はこれから僕を嫌いになっていくと思う。それでも、君はもう僕の小姓だ。逃げ出すことは許さないよ。一度知った秘密は墓場まで持っていってもらわないと、ね。ふふ、ははぁ~てことで、これからよろしくね、小姓さん
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[j]TJLPX RO2WYU[/j]うん?あぁ、君か。何、部屋の掃除…けほっ、けほっ、埃っぽいな。掃除するなら、僕が絶対に戻らない時間を見計らってやってくれない。商人の娘ってわりには、気が利かないな。ふん、まだこういう僕に慣れないの?いい加減慣れてよ。もう今後君の前で優しい声を出すことなんてありえないんだから。はあ~ねえ、もう掃除はいいから、さっさと寝台を整えてよ。すっごい眠い。いや、昨日なら寝たよ。けど、バカと話すと眠くなるの。だから、早く用意して。はぁ、疲れた。けほっ、けほっ。あぁ、もう埃飛んでる。ちゃんと窓を開けといてよ。ったく、本当 皆頭悪くて、嫌になる。軍議に出たって、先の読めないやつばっかだし。戦術に関してだって、的外れな意見ばっかり。もう、君 どうにかしてよ。は、どうにもできないなら、せめて疲れた僕を癒すくらいしてくれない。それも小姓の仕事の一つだよ。どうすればって、そんなことも分からないの。じゃ、いいよ、教えてあげる。正直、君の顔は好みじゃないけど、まあ、許容範囲かな。ふふ、男を癒すって言ったら、一つしかないでしょう。ほら、添い寝だよ、添い寝。君は女なんだから、そのくらいの奉仕は当然でしょう。こっちに来なよ。はあ!ふざけないでくださいって、ちょっと意味分かんない。ほかの女は全員僕と寝たがるのに、僕の手を振り払うと、頭おかしいんじゃないの。君が僕に落ちないから、小姓にしたのは事実だけど。こうも全力で拒否されると思わなかったな。けど、ふん、ふふ、ははぁ~手を振り払われたのなんて初めてかもしれないな。というか、普通この情景で拒絶する。怖いもの知らずというか、何というか、君みたいな強気の小姓 なかなかいないよ。それにしても、僕の顔に靡かないだなんて、君の男の趣味が心配になってくるな。うん?男(xing)は顔じゃなくて、心。はいはい、模範的な回答どうも。って、なんか寒い。君が窓なんて開けるからだよ。ね、掛け布団をもう一枚どこからか取ってきてくれない。えっ、ある場所知らないの。あ、まあ、まだ仕方ないか。じゃあ、とりあえず、代わりに君が中に入って暖めれば。ほら、早く。っと、絶対にいや。は、ひどい、ありえない。今の言葉本当に僕に言ったの?なんか君を見てたら、昔飼ってた猫を思い出した。大人しそうな顔をして、僕にキバを向いてくるんだよね。君って、その猫にそっくり。名前は付けてなかったから、ただ適当にマオって呼んでたんだ。うん、これから君を呼ぶ時はあの猫と同じようにマオって呼ぼうかな。はぁ~ね、後で布団を持ってきて、ちゃんと僕に掛けておいてよね。布団は自力で探して。じゃ、おやすみ、マオ[j]TJLPX RO2WZ6[/j]
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っと、ごめん。あ、なんだ、マオか。こんな時間にふらふらして、何してるの。あぁ、明日の朝餉の下ごしらえね。あ、ね、葡萄出してくれるの。っ、ね、明日から毎日食事には葡萄を出してよ。僕はあれが食べ物の中で一番好きなんだから。あぁ、そう、時期じゃないなら仕方ないね。うん?あ、僕は今程普と話をしてきたところ。はぁ、もう 本当疲れた。マオ、部屋までついてきて。へぇ、程普?僕を嫌ってる政官だよ。あの人、若い僕が自分より上の地位にいっちゃったのが気に入らないんだろうね。事ある毎に僕を目の敵にしてくるんだ。腹立つな。ほら、脱いだ服持ってよ。僕 ゆっくり寝る時は全部脱がないと気が済まないんだ。それでさ、嫌われたままじゃ、今後やりづらいでしょう。だから、低姿勢に接して僕があいつに敵意を持ってないって訴えてるの。けど、頑固だから、なかなか態度を崩してくれない。本当面倒くさい人だよね。あぁ、今日のあいつを見た感じ、かなり上機嫌だったし。僕って演技派だから、そろそろあの人も僕に心を許すんじゃないかな。きっと後数日我慢すれば。あっ、何、話を遮らないでほしいな。えっ、そうだね。でも、別に廊下で全部脱いだっていいんじゃない。いつものことなんだから、   ***下载/download/otomedream/ダウンロード***   の僕とすれ違ったって誰も驚きはしないよ。あっ、それとも、何、僕の   ***下载/download/otomedream/ダウンロード***   を見たら、さすがのマオも興奮しちゃう?おい、しませんって、本気それ。女として終わってると思う。とにかく、あいつにごまをすって騙しておけば、僕も軍でもっとやりやすくなるし、慕われてると勘違いさせておいて。はぁ、そうだ。折を見てあいつを軍から追い出しちゃうかな。は、ふふ、あいつの裏切られたって顔、今から見るのを楽しみ。はははぁ~いいね、その顔。僕のこと、嫌なやつって思ってる顔だ。女の子にそんな表情を直接向けられたことって今までなかったかもしれないなぁ。なんだか ぞくぞくするよ。ふ、ね、モア。僕って(xing)格悪いと思う?でも、いいよね。こういう僕を知ってるの、モアだけなんだもんね。ククッ、驚いてるの?僕がマオのことを押し倒してるから。まさか、僕がこういうことしない人間だとでも思ってた。そんなわけないよね。だって、マオは僕の汚い部分をたくさん見てるんだもん。人に媚を売るのって 本当に疲れるんだ。だから、マオの前では 素直な僕でいさせてよ、ね。もっと知りたいでしょう、僕のこと。マオだけに教えてあげようか。はは、目丸くして可愛いね。こういうことするの、初めてでしょう。体 震えてるもん。怖いの?でも、小姓になった時から分かってたことだと思うな。それとも、気付かないふりでもしてた?主人に対してはね、こういう奉仕も必要になってくるんだよ。暴れないでくれるかな。いちいち騒がれると、ことが先に進まないじゃない。あんまり乱暴なのは好きじゃないんだよね。だから、大人しくして。まだ言うことを聞かないんだ。悪い子猫ちゃんだね、マオ。なら、こうして両手を掴んじゃえば、もうどうすることもできないよね。ククッ、力を入れたって無駄だよ。マオの力なんて僕の片手で押さえ込めちゃうんだ。へえー、マオは肌が柔らかいんだ。胸意外と大きいんだね。もう、汗をかいてるの?ははぁ、緊張してるんだ。ふん、そう睨まなくたっていいんだよ。そんなの 僕にはなんの意味もなさないんだから。ほら、初めてなら、しっかり感じてみなよ。男の指で触れられるのがどんな感覚なのか。僕にこうして触れてもらえるなんて貴重なんだよ。やめるわけないじゃない。君、僕の小姓なんだよね。僕の言うことを聞かないなんてありえないでしょう。僕はね、すべては僕の思い通りに行かないと気が済まないんだよ。だから、君も僕の思い通りに動いて。ね、僕はわざわざ君を拾ってあげたんだよ。せめて、僕に好かれるように大人しく言うことを聞いててくれないかな。体の力、抜けば。緊張でがちがちの女なんて抱いてても楽しくないよ。あぁ、でもね、なんだか君をマオって呼ぶようになってからは 不思議なことにちょっとだけ君のことが可愛く見えてきたんだ。思い通りにならないし、扱いづらくていらいらするけど。猫と一緒だと思えば、少しは愛しく見えるものかもね。そうそう、昔飼ってた猫はお尻を撫でられるのが大好きだったんだよ。ほら、こうしてさ。ね、気持ちいいでしょう。ふふ、そんなに眉間に皺を寄せなくてもいいじゃない。恥ずかしがらなくてもいいから、もっと素直に反応すれば。ほら、感じなよ。まだ全然じゃない。ね、マオ。っ!痛っ!わ、唇から血出てる。マオ、今本気で噛んだんでしょう。ふん、はは、本当 困った子だね。扱いづらい子猫ちゃんって嫌いじゃないよ
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[j]TJLPX RO2WZG[/j]マオ。マオ~あ、いたいた。なんだ、部屋にいたんだ。探したよ、マオ。うん?何か用かって。別に、また程普と話してたから、疲れちゃっただけ。本当 いちいち機嫌とるのって面倒くさいんだよね。体力消耗したから眠い。あっ、文書の整理をしてたんだ。あぁ、それって僕が頼んだっけ。ご苦労様。へえー、綺麗な字を書くんだね、便利。うん?どうして睨んでるの。僕何か悪いことした。この間のこと?はぁ、それね。それなら、むしろ僕の方が謝ってほしいな。僕の顔に傷を付けるなんて大罪を犯したんだから。まあ、ある意味 面白かったからね。今回だけは許してあげるけど。次に噛み付いたりなんかしたら、今度こそ怒るよ。はあ~そんなとこより、ちょっと膝貸してくれない。本当は自分の寝台で寝ようと思ってたけど、なんだかこの部屋ちょっと居心地いいし。まあ、ここでいいや。へぇ、暇じゃないよ、色々やることあるよ。とりあえず、眠らなきゃいけないし。あと、次に葡萄が食べられるのはいつなのかなとか考えなきゃいけないし。っ!へぇー、普通僕へ手伝えとか言う!いやだ。僕今具合悪い。本当だもん。具合悪い。はいはい、僕は仕方のないお方なの。もう諦めてよ。けほっ、けほっ。あ?あぁ、なんか風邪引いちゃったみたい。は、仮病だとでも思った?とにかく、ちょっとこうして休ませて。これは命令だよ。ふふ、たまにはいいでしょう。甘えたって、マオといると肩肘張らなくていいから、楽なんだ。こうして見ると、寝台って冷たくて嫌だね。マオの体のほうが暖かくて僕は好きかな。けほっ、けほっ。じゃ、おやすみ
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[j]TJLPX RO2WYT[/j]入って。お茶、ありがとう。もらうよ。うん?そうだね、いらいらしてるね。さっきまで僕が一番嫌いな男と一緒にいたから。いや、程普じゃないよ。劉備軍に属してる諸葛亮って男。さっきあいつが訪ねてきたんだ。それで、色々と話をしてた。どうやら、僕を味方につけて、曹操軍と対峙したいみたいだね。劉備軍の目的は曹操を押さえ込むことらしいから、それに乗っかれば、僕らも荊州を攻略できるかもしれない。確かに僕らの軍にとっても悪い話じゃないし、それ自体は承諾したよ。それはいいんだけど。あの男、鼻に付く。話の最中、何度殺してやろうと思ったことか。僕はね、ああいうすべてを見透かしてるような男が この世で一番嫌いなんだ。あの男の言っていることはたぶん正しい。先を見越す能力もあるみたいだ。けど、それが何よりもいらいらするんだ。同族嫌悪っていうのかな。きっと あいつはどこか僕に似ているんだと思う。(xing)格は違うけど、持って生まれたものが…いずれ僕らの軍は曹操軍と刀を交えることになるよ。きっと反対するやつも多いだろうけど、説得するつもり。僕だって 勝てると思ったから言ってるんだ。本音を言うなら、戦のついでに諸葛亮も殺しちゃいたいところだけどね。まあ、いいや、これ以上あいつの話はしたくない。今日はもう休むよ。マオ、もう部屋に戻って。一人で考えたいことがあるんだ。だから、おやすみ、マオ。夕餉の時間?そう、入って。そこに置いて、刀のお手入れが終わったら、食べるから。うん?どうしたの。もう下がっていいよ。そうだよ、明日曹操軍と戦うために長江へ行く。だから、その準備をしてるの。ふふ、なんか深刻そうな顔してるね。どうかした。あぁ、確かに軍勢の数なら僕らの方が負けてるね。実際 僕らの軍は降伏を主張するやつらの方が多かった。けど、僕は断固として戦う意志を示したよ。なんせ、策があるからね。降伏を提案する皆を押さえるくらいのさ。ククッ、聞きたい?うん、水軍を利用して、火攻めを敢行するんだ。曹操軍は水上戦に不慣れだと聞いたことがある。そこを利用するんだよ。曹操軍をうまく騙して、船を繋げて要塞みたいなものを作らせる。このままじゃ、船員が船酔いするから、揺れを少なくするために船を繋げろと助言する。それで、そこに降伏したふりをして近づいていって、火を放つんだ。そうすれば、曹操軍の船はたちまち引火していって、やがて全焼する。数十万の軍勢なんてあっという間に焼き払えるんだ。焼死でも、溺死でも、適当に死ねばいい。相手が誰だろうと、容赦はしないよ。一番残酷な方法で殺してあげるつもり。ただ、問題は風の吹く方向だね。それは明日になって見ないと分からない。もし僕らが風下にいたとしたら、僕らの軍に向かって火が吹いてしまうことになる。それは避けたいところなんだけど。さすがの僕も天候までは操れないかな。はぁ、何言ってるの。危険が伴わない戦なんて存在しないよ。けど、ある程度、勝利の確信はある。もう先手は打ってあるからね。向こうの将軍二人を僕と通じていると思い込ませて、ちょっと前に処刑させてるんだ。だから、明日の戦はぼろぼろなんじゃないかな。ククッ、もう少しだ。もう少しで荊州が手に入る。そうしたら、あいつとの約束だって…っ、あ、いや、何でもないよ。ただ、この戦に勝てば、僕が目指す場所に着実に近づける。大切な戦なんだ。絶対に負けるわけにはいかない。しばらくは 僕も城を空けることになると思う。曹操軍を追い払った後、荊州の攻略も一緒に進めることになるからね。その間はマオも   ***下载/download/otomedream/ダウンロード***   に過ごせばいいんじゃない。ただし、この城の中でだよ。君が逃げ出さないように、城に残る兵に見張りを付けさせる。どこか行こうものなら、即刻牢屋行きかな。戒めに拷問を受けるなんて マオも嫌でしょう。ふん、だから、大人しく僕の帰りを待っててよ。いいね。そして、曹操軍との戦は始まった。計画通り 僕らは水軍を用意して、曹操軍に降伏を装って近づき、船に火を放った。それ自体は当然のようにうまくいったのだけれど、問題は風向きだった。懸念していた通り 僕らは不運にも風下側に回ってしまい、火が自軍の船に移り出す。一時は作戦失敗かと思われたが、その風向きはすぐに変わった。突然 僕らの軍が風上側になったのだ。その時はやっぱり運すらも僕に味方しているのだと思ったけれど。後から聞いた話では、あの諸葛亮が風を操ったのだという。曹操軍には勝った、一時は諸葛亮に感謝してやってもいいとも思った。しかし、そんな思いはすぐに打ち砕かれることとなる。その後、僕たちは曹仁が守る江陵へ向かった。曹操が北へ逃げたことで、僕らはそのまま荊州を攻略できるはずだった。しかし、驚いたことに 僕らが江陵を攻めている間に諸葛亮が荊州を占領し、要地を手に入れたらしい。つまり、僕らはあいつにうまいように使われたということ。荊州は 見事に劉備の手に渡ってしまった。途轍もない苛立ちに僕は拳を握る。どうして、僕の邪魔をするやつがいるんだろう。僕に残された時間はもう 残り少ないというのに。けほっ、けほっ。あ、マオ、ただいま。お出迎えどうも。戦には勝ったよ。火攻めも当然 うまく行った。まあ、その後の計画はことごとく打ち砕かれたわけだけど。諸葛亮のおかげでね。本当 あの時はあいつも一緒に焼け死ねばよかったのにな。ごめん、気分が悪いんだ。状況は後で話すよ。じゃ、僕は少し部屋で眠るから。怪我?別にしてないよ。ただ、ちょっと疲れてるだけ、気にしなくていい。血?あっ、あぁ、この染みはたぶん返り血じゃない。だから、手当ては要らない。部屋に入ってこなくていいよ。言ったでしょう。眠りたいだ。だから、僕はただ疲れてるだけだってば。怪我はしてないんだから、寝れば治る。けほっ、けほっ。うるさいな。放っておけって言ってるだろう!っ、ごめん。少し気が立ってるんだ。でも、本当に 大丈夫だから。後で、部屋に着替えを持ってきておいて。あと水も、頼んだよ
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[j]TJLPX RO2WYP[/j]マオ、陸遜見なかった?何かあったも何も、ほら、野兎。陸遜は動物が大嫌いだから、克服させてあげようと思ってね。さっき捕まえたから、渡してあげようと思ったんだ。えっ、僕の体?あ、まだ ちょっと風邪っぽいけど、大丈夫。それより、今はこの兎のほうが大事だよ。で、陸遜はどこ。早く渡してあげないと。えっ、へえー、なんでダメなの、せっかく捕まえたのに。あぁ、でもまあ、もう陸遜は城を出ていっちゃっただろうな。あぁ~つまんないの。はい、マオ。もう必要ないみたいだから、この子どっか逃がしといてやって。うん?どうかしたの。は、まさか、ふふ、ふふふん。ほら、抱っこしてみなよ。はは、逃げた。待ってよ、マオ。ね、なんで逃げるの。動物が苦手だってなんて僕聞いてないよ。君は猫なんだから、同じ動物を怖がるなんて、おかしいじゃない。は、ねぇ、そうでしょう。お、ほら、追い詰めた。こんなに可愛い兎から逃げるなんてありえないでしょう。怖くないから、触ってご覧。でないと、夜にマオの部屋に忍び込んで無理矢理抱っこさせるよ。ふふ、ね、怖くないでしょう。ん、この耳の付け根あたりを撫でてみて、この子はそこが気持ちいいみたいだから。あぁ、目 細めた。はは、可愛いなぁ。ね、お前は大人しくていい子だねぇ。あ?何?僕の顔じっと見て、何か付いてる。えっ、僕って今までマオの前で笑ってなかったっけ。そんなことないはずだけど。は?僕の優しい笑顔が見れて嬉しい。ふ、そんなもの見て、一体何が嬉しいの。まあ、いいけど。とにかくこれでマオも動物嫌いが克服できたんじゃない。ふん、動物に触れないなんてもったいないもん。ねぇ、お前もそう思うよね。えっ、あ、まあ、動物は好きかな。なんとなーく、遊び相手に構ってる程度だけどね。けほっ、けほっ。大丈夫、まだ ちょっと喉が痛いだけ。マオ、この子はもう外に放してあげて。僕は部屋に戻って、着物を着替えてくるよ。陸遜を追いかけてる時に ちょっと汗をかいちゃったからさ。じゃ、よろしくね。けほっ、けほっ…はぁ、悪化してるな。僕に残ってる時間ってあとどれくらいなんだろう[j]TJLPX RO2WZ4[/j]
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[j]TJLPX RO2WYY[/j]うん?まあ、もう、今いいところだったのに、演奏を途中で邪魔するのって無粋だと思わないの。せっかく一人で笛の音を楽しんでいたのに、台無しだよ。別に、もういいけど。僕に何か用。あぁ、もしかして 今の曲が気になったの?そう、いい音色だったでしょう。この笛は幼い頃からずっと大切にしてるものなんだ。特に修善をしなくても、ほとんど音が崩れないんだよ。僕が一番大切にしているものかな。えっ、笛 吹いたことないの?へぇ、それはもったいないね。僕から言わせてもらえば、人生を損してるってくらいもったいない。興味あるなら、吹いてみる?はい。いいよ、音楽を愛する人が増えるのは大歓迎だからね。ほら。あぁ、持ち方が全然違う。いえ、そっちじゃなくて、自分の顔の右側に構えるの、こうやって。それで、この   ***下载/download/otomedream/ダウンロード***   に息を吹き込んで、そしたら音が出るから。違うよ、まっすぐに息を吐いたら、笛の中に息が送らないでしょう。あ、もうちょっと下を向いて。ははぁ、マオ、顔 赤くなってきてるよ。そんなに無理してまでたくさん息を吐かなくていいのに。おっ。ちょっとだけど、音が出たね。はは、なに、その嬉しそうな顔。今までずっと一緒にいて、初めて見たけど。あぁ、なるほでね。この間マオが喜んでた理由 ちょっと分かったかも。うん?ううん、何でもない。ただ、マオはそういう顔のほうが可愛いなぁって思っただけ。ね、マオ、その笛 しばらく君が持っててよ。吹けるようになってほしいんだ。僕が笛の音を聞きたくなった時、すぐにマオに頼めるように。大切な笛だけど、マオになら 預けてもいいかな。だから、僕のために練習しておいてよ。これも小姓としての仕事の一つだよ。いいね。は、あんまり期待しないでおくけど。…っ… 少し寒くなってきたかな。ね、何か上着を…けほっ、けほっ…けほっ…きつ…大丈…夫、本当…平気だから、離れろよ。部屋 出て…て、けほっ…離れろって…言ってるだろう!…けほっ…なんで、そういう…鬱陶しいんだよ。なんで…言うこと聞かないの…意味…分かん…ない…
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[j]TJLPX RO2WYU[/j]どうして 部屋に君がいるの。僕 出ていけって言わなかった?本当言うこと聞かないな。ね、僕 どのくらい眠ってた。は!丸二日、そんなに!くそ。は?孫権様のところに行くんだよ。大督の僕が軍議に出ないなんてありえないでしょう。もう大丈夫だって言いに行くの。なに、そこ 退いてくれる。これ以上を休む必要なんてない。僕はそんな無駄な時間を過ごしいる場合じゃないんだよ。早く退いて。いいや?はぁ、マオ、僕に殺されたいの。僕の邪魔をしないでくれるかな。ほら、すみませんでしたって謝りなよ。今なら まだ許してあげる。じゃないと、このまま絞め殺すよ。ほら、降参しぬ、本当に殺すよ。僕を怒らせないで。今から三つ数えるうちに 謝ったなら、手を放してやる。一つ、二つ、三つ!謝らないつもり?チッ、もういいよ。バカじゃないの。自分が死んだら、意味がないじゃない。本当 マオの考えることってよく分かんない。ただ、その根気だけは認めてあげる。あぁ、分かった。君の言う通りにするよ。けど、今日だけだからね。はぁ、なんだか マオみたいなバカを見てたら、気力がそがれちゃったよ。うん?なに、冷茶?あぁ、風邪とか、疫病なんかに効くっていう?ふん、要らない。マオが飲めば。うるさいな、要らないって言ってるでしょう。そんなの飲んだって何も変わらないよ。ていうのか、もう体を起こすのも面倒くさい。どうして飲んでほしいって言うなら、僕に口移しでもしてよ。まあ、そんな度胸はないだろうけど。えっ。けほっ、けほっ。びっくりした。何本気にしてんの。は、口移しでだなんて冗談に決まってるじゃない。今のこそ拒絶するべきだったと思うけど。ははぁ、顔真っ赤。恥ずかしいの?まあ、そうまでしても、僕に冷茶を飲ませたいって気持ちはよく分かったよ。ほら、ちょうだい。それ、僕に飲ませたいんでしょう。これで、満足?あ、そう。本当、バカなやつ
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[j]TJLPX RO2WZQ[/j]うん?入って。えっ、また冷茶。ふふ、はいはい、ちゃんと飲むから、そこに置いて。別に寒くないよ。考え事は夜空を眺めながらするのは一番好きなんだ。だから、このままでいい。何をって、そんなのは決まってるでしょう。諸葛亮の殺し方だよ。僕が望みを果たすためには まずあいつを抹殺することが先決みたいだからね。あの男 僕の裏の裏まで読んでくるんだ。前にこの城へ来て話をした時も僕の思惑は 完全に見抜かれてた。油断なんてしたつもりはなかったのに、諸葛亮には計られてばかりだよ。おかげで、荊州攻略はできずに終わった。僕は孫権軍のため、絶対に荊州を取り返すつもりだよ。でも、遠回りになってしまったことは事実なんだ。はぁ、どうして あいつがこの世に存在するんだろう。本当 死ねばいいのに。ね、マオもそう思うでしょう。君もあいつは嫌いだよね。はぁ!頭が良くて素敵な方だと思います?何、それ。何ふざけたこと言ってるの。マオは僕よりもあいつのほうが好きだって言うの?あいつは僕を騙したんだ。どうしてそんなやつを褒めたりなんかするんだよ。君は僕の小姓だろう!チッ、また同じことを言ったら、今度こそ本当に殺すよ。ほかの男を褒めるなんて、絶対に許さない。分かったならいい。ごめん、諸葛亮のことになると、どうしても感情の制御は効かないだ。あ…いや、違うな。マオがあいつを良く言うこと自体に腹が立ったのかもしれない。ふふ、まさかね、そんなことありえない。僕が 、マオのことを…けほっ、けほっ…けほっ、触るな。血を吐くくらい前からあっ…けほっ…だから、放っておいてよ。けほっ、けほっ。マオ、お願い、出ていって。今回ばかりは部屋に残ることは許さないよ。いいね。ほら、早く。けほっ、けほっ。は、はは、さすがに もう限界なのかな。誰。あ、マオか。何か用。医者?ふ、そんなの必要ないよ。呼んだところで、今さら どうなる問題でもないんだ。何をしたって無駄だから、いい。ふふ、そうだよ。風邪なんかじゃない。僕が血を吐いたのを見たでしょう。もっと違う場所も冒されてるんだよ。もう手遅れ。マオが用意してくれたお茶なんて 何の効果もなかったの。残念だったね。どうしてって。こんなこと言うわけないでしょう。孫権軍の大督が病気に冒されてるので、今なら攻めやすいですよなんて。マオはほかの軍師に告げ口しようものなら、大変じゃない。まあ、今ならマオはそんなことしないんじゃないかなって思うし。損に関しては別に。もう、いいかな。でも、病なんて隠していないと格好悪いじゃない。強い男って言うのはね、こんなことを感じさせないくらい凛とできるものなの。本当なら、誰にも気付かれたくなかったけど。さすがに そろそろ目に見えるようになってきちゃったかな。昔から肺なんだか、腎臓なんだかよく分からないけど、その辺りが悪いみたい。たまに 痛むくらいだったけど、最近は本格的に悪化してきた。たぶん 曹操軍を敗走させる時 ちょっと無理しちゃったのが祟ったんだと思う。悪くなってきたのはあれ以来だから。ずっと軍の皆には黙ってきたけど、もうそろそろ限界みたい。ふふ、気を強く持とうとしたって、日に日に窶れていっちゃう。意味ないね。でも、休めば少しはよくなるから。しばらく 軍議には出られないって陸遜辺りに伝えといて。とにかく 医者は必要ないよ。私にできることがあれば、何でも言ってください。ふふ、じゃ、そうだな。僕から離れていってよ。マオ、聞こえなかった?僕から離れていけって言ったの。この場からって意味じゃないよ。小姓の身から解放するから、城から出ていってって意味。ふふ、そんなのは決まってるでしょう。これ以上 誰かに自分の弱い姿を見せたくないんだ。それこそ 猫と一緒なのかな。マオだって、僕みたいな男が衰弱していく様を見るのは無様で、滑稽で、なんだか居た堪れないでしょう。後、この間みたいに看病で無理させるのも 嫌になった。だから、もう僕から離れていって。っ、離れるつもりはない。どうして。あぁ、お金のことが気になるなら、僕がしばらくは困らないくらい用意してあげるから。っ、違うの。じゃ、なんで。あっ。呆然とする僕の手をそっと握り、彼女は小さな声で言った。「周瑜様が本当はどんな理由で私を拾ったのかは分かりません。けれど、私にとっては命の恩人なのです。小姓となった日から、何があろうとずっと周瑜様のおそばにいようと決めています。私がいれば、少しは周瑜様のお役に立てることもあるでしょう。だから、どうかまだ隣に置いてください」と。僕はただそんな彼女をじっと見つめていた。普段の僕なら、きっとそんな言葉を鵜呑みはしない。けれど、気が弱っているせいだろうか。そのまっすぐで、真剣な声色になぜか鼓動が高鳴っていく。喉の奥が音を立てた。いつもの咳ではない、もっと別の何か 僕の呼吸を詰まらせる。何、それ。バカだね、マオは。もう僕の隣になんかいたって、何の得もないのに。でも、ありがとう。自分でも意外だけど、嬉しい。じゃ、マオ、早速だけど、僕の言うことを聞いての?このところ、うまく眠れないんだ。目を閉じても、数を数えても眠れない。だから、子守唄を歌ってよ。そのくらいいいでしょう。下手でもいいからさ。お願い、マオ。はは、本当に下手くそ。でも、嫌いじゃないよ、マオの歌声。そのまま歌ってて。マオ、僕 たまに思うんだ。君をここに連れてきたことは間違いじゃなかったんだろうなって。バカみたいにまっすぐで、たまにうんざりするけど、なんだかんだ言って、落ち着くんだ。マオといると、本当の自分で いられるから
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[j]TJLPX RO2WZS[/j]十一
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[j]TJLPX RO2WZR[/j]あれ、マオ、どこか行くの。うん~買い物か。僕もちょっと行きたいところがあるんだ。少しだけ城を空けるよ。うん、今日は妙に体調がいいから、平気。行ってくるね。えっ、買い物が終わったら、僕と一緒に行きたいの?はは、マオは過保護だねぇ。別に向かった先で 何かあるわけでもないのに。うん、まあ、別にいいかな。じゃ、行こうか。ここだよ。ねぇ、いい眺めでしょう。この丘 僕が昔から気に入ってる場所なんだ。真下に見える草原も青々してて綺麗だし。風も気持ちいいからねぇ。ここはね、昔 孫策とよく遊びに来た場所なんだ。うん?あぁ、孫策の話はまだしたことがなかったね。僕が今孫権軍にいるのは 全部孫策がいたからなんだ。彼はずいぶん前に天に昇ったけどね。親友というよりは、むしろ兄弟みたいな感じだったかな。それくらい一緒にいたし、心が通じ合ってた。僕を心から理解してくれたのは あいつが初めてだったよ。は、あいつね、僕が笑顔で話しかけたら、すぐ眉間に皺を寄せて 無理に笑うなって言ったんだ。おかしくない?作り笑顔 誰にも見抜かれたことなかったのに。人と接する時は必ず壁を作っていた僕だから、彼の存在は衝撃だった。僕は彼に嘘をつかなかったし、彼も僕に嘘をつかなかった。孫策がいたから、目標ができたし。孫策のために 強くなりたいと思った。だから、孫策がいなくなった今でも、僕はこの軍を守り抜きたいんだよ。彼が思い残した分もね。あいつが消える前に 約束したんだ。江東を守り抜くことと 必ず俺が曹操を倒して荊州と許都を孫権軍のものにするって。僕が役立てるのは 後もう少しなんだ。だから、僕にできることは今のうちにやり尽くさないと。じゃなきゃ、顔向けできないでしょう。こんな話をしたのも、ここに誰かを連れてきたのも初めて。これ 誰にも言わないつもりだったんだけどな。うん?どうしたの、目を閉じて。孫策の冥福を祈ってくれてるの?ありがとう。うん?別に 何もしてないよ。さ、帰ろうか。そろそろ 夕餉の支度でしょ。ほら、掴まって。いいじゃない。このまま手繋いで帰ろうよ。僕と手を繋げるなんて貴重だよ。いやだ、放さない。言うこと聞いて。はぁ~久々に来たら、なんだか癒された~やっぱりたまにはこうして気分転換しないとね。ずっと城にこもったなら、体が腐っちゃいそうになる。あ、そうだ。マオ、さっきちゃんと葡萄買ってくれた?はは、ありがとう、マオ。夕餉 楽しみだなぁ
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[j]TJLPX RO2X05[/j]十二[j]TJLPX RO2X01[/j]

[j]TJLPX RO2WZV[/j]けほっ、けほっ…マオ、苦しい。けほっ。ありがとう。そうしてくれるだけで だいぶ楽になるよ。でも、君はもう部屋に戻ったほうがいいんじゃない。このところ ずっと寝ずに隣にいてくれるけど、目の下のくま すごいことになってきたよ。ふふ、君は僕の自慢の小姓なんだから、そんなげっそりした顔をされてちゃ、たまらないな。僕が寝るまでそばにいろってわがままを言わないのかって。は、そうだね。きっと 具合が悪くて、いつも通りの僕じゃないんだよ。だから、今だけマオにちょっと優しいの。だから、ね、部屋に戻りな。どうして戻らないの、マオ。君は分かってると思うけど。看病なんて、もう何の意味も持たないんだよ。背中を摩ってもらったってね、気分がよくなるだけで、体がよくなるわけじゃないでしょう。だって、僕は もうじき死ぬんだから。あれ、何、その言い返そうな顔。ふ、まさか 忘れちゃってたの?こんな状態で先が長いわけないよ。自分でもそれが分かってるから。これ以上体力がなくなる前に孫策と過ごしたあの丘に行ったんだよ。きっとあの丘に行くのはあれが最後かな。たまたまだったけど、君と一緒に行けてよかったよ。うん?どうして泣いてるの、マオ。そういう顔されると、どうしていいか分からないでしょう。えっ。周瑜様は死にませんって、何それ。僕が死ぬまで面倒を見れって懇願をしてきたのはマオの方じゃない。そんな君が死にませんってなんておかしいでしょう。こんな僕と この先もずっと一緒にいるつもり?っ、なんで素直に頷くの。バカ。ね、どうして僕が前に一度君を突き放そうとしたか分かる?初めて笛を吹いた時に 君すっごく自然に笑ったでしょう。あの笑顔を見たら、なんとなくね、君の泣き顔は見たくないなって思ったんだ。マオの悲しそうな顔なんて見たら、僕まで悲しくなっちゃうんじゃないかって そんな気がしたから。だから、もう泣かないでよ。ほら、涙を拭いて。うん、それでいい。それにしても、マオは本当に困った子だね。予想外な行動ばっかりで、僕を混乱させてさ。これ以上 僕の心を掻き乱さないでほしいな。それからしばらくの間 僕は彼女をこの腕に抱き締めていた。マオの心に少しでも近づけるように、けれど、僕の心はさほど満たされなかった。とくとくと鳴る心臓の音が伝わる距離、温もりは確かにすぐそばにある。それなのに、あと一歩が重ならない。まるで到底一つにはなりえないのだと思い知らされるようで。そのもどかしさに 僕は胸を掻き毟りたくなる。大声をあげて叫び出したくなる。この気持ちはきっと…ね、マオ、よく聞いて。残念だけど、僕の目は近いうち 二度と開かなくなる。でもね、それは命を賭して孫権軍に従事してきた証なんだ。そこに 何の後悔もないよ。僕は甘んじてこの死を受け入れるつもり。これが僕の生き様なんだ。分かってくれるよね。うん、ありがとう。でも、そうだな。ただ一つ 心残りがあるとすれば、もう少し早く君への気持ちに気づきたかったなって。へぇ、泣いてる、僕。本当だ。泣いたのなんていつ以来だったろう。マオも 僕のこういう顔を見ると、つらくなる。そうか、僕と一緒だ。人を思うって、悲しんだね。こんな気持ち 今さら知りたくなかったな。ダメ、僕から離れようとしないで。お願い、僕のわがまま聞いて。これが最後になるかもしれないから。今だけは 全部僕に委ねてよ。マオの肌にこうして触れるの いつぶりだったっけ。あの時マオは僕の唇に噛み付いたんだよ。覚えてるかな。僕はね、あの時 意地でも君を自分のものにし続けたいって思った。だって、僕にそんなことをしてくる女なんて 初めてだったんだから。物珍しくて、とても飽きそうにないなって思ったんだよ。けどね、今は違う。面白いからとかそういう理由じゃなくて、ただ単に僕のそばにいてほしいって思う。マオはずっと僕だけのものでいてくれなきゃ嫌だよ。だから、せめて僕が消えるまでは離れていかないで。ね、少し力を抜いで。そんなに硬くなられてちゃ君に触れられないよ。お願い。君の言いたいことなら、分かってる。けど、もう僕は君を道具のように使い捨てるような真似は絶対にしない。少しくらいは伝わってるでしょう。僕がどれだけ君のことを求めているのか。ごめん、僕にはこれを言葉にする方法が分らないんだ。だって、こんな気持ち初めてなんだから。うん?何、言ってご覧。私は 周瑜様のことが好きなのでしょうか。ははぁ、そうであってほしいって僕は思うよ。君は僕が好きに決まってるよ。今は中途半端な思いだとしても、それでもいいから。だから、今だけでも錯覚してよ。僕が好きだって。僕と君は この先もずっとずっと愛し合っていくんだって。ありがとう、マオ。僕を受け入れてくれるんだね。なら、ちゃんと君のこと 気持ちよくさせてあげる。ここ。これじゃ足りないの?じゃ、奥。噛まれるのは痛い?でも、君を見てると、なんだか 歯を立てたくなるな。この指も全部食べてしまいたくなるよ。目 逸らさないで。君の指を舐める僕をちゃんと見ててよ。何、涙目になって。これ、好きなの?ふふ、指で感じちゃうだなんて君ってちょっと敏感過ぎるんじゃない。でも、マオの好きなことを知れて嬉しい。感じてる君の顔 もっと見たい。ね、ここはもっと気持ちいいはずでしょう。ほら、体が跳ねた。ね、ちょっと痛いかもしれないけど、我慢してね。いいね、よかった。ここもう少しいい?うん?痛い?でも、ダメだよ。だんだんよくなっていくから。ね、マオのことを自分だけのものにしたいって言うのはわがままなのかな。君が諸葛亮のことを素敵だって言った時 自分の感情が抑えられないくらい腹が立ったよ。最初は 相手が諸葛亮だから、嫌だったのかと思った。でも、きっとあいつじゃなくても、僕は同じくらい苛立ったと思う。マオがほかの人を知ろうとするのが嫌なんだ。君は僕のことだけを完璧に分かっていてよ。僕は君のそばにいたい。だから、もうほかの男のことなんて絶対に褒めたりしないで。えっ、何。そっか、君も僕のそばにいたいって言ってくれるんだね。よかった。マオなら、ずっと僕の隣にいることを許してあげてもいいよ。もう我慢できないよ。こっち。ね、どう。変だね。相手なら、誰でもいいって思ってた。けど、こうして見ると、どうしてそんなことを思ってたんだろうって気がしてくる。ね、マオ、君は僕をどこまで変えるの。なんだか、空恐ろしくすらなってくるな。でも、もっと繋がりたいよ。どうすればいい。マオの肩に僕の歯形が付いてる。口付けで跡を残すよりちょっといやらしいね。なんだか 本当に僕がマオを食べてるみたい。本当に肉を食べればもっと溶け合えるかな。ね、小指くらい食べてみちゃダメ?ふふ、ははぁ、そうだよね。痛いのは嫌だよね。でも、食べちゃいたいって気持ちは本当なんだよ。マオとはね、もっと一つになりたいんだ。マオ、もっと。そう、もっと僕を…僕を離さないで。もう、限界かな。マオ、いい?マオ。人をこんなに愛しいと思ったのなんて どのくらいぶりかな。愛してる、マオ。ふふ、初めて言った、こんなこと。なんだか 口にしてみたくなっちゃった。ね、マオ、僕はいつの間に君に惹かれていたんだろうね。こういうのってはっきり分かるものだと思ってたんけどな。でも、そんなのどうでもいいか。僕は今持っているこの気持ちを ただ大切にしていたい。居心地いいな。ね、マオ、このまま眠ってもいい?今日はどうしても君に部屋へ戻ってほしくない[j]TJLPX RO2WZU[/j]

[j]TJLPX RO2WZ1[/j]十三
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[j]TJLPX RO2WZV[/j]あれ、マオ。何してるの。こんな庭の隅っこで。僕?僕は人のいない場所を探し求めてふらふら歩いてきただけ。軍の兵士には鉢合わせたくないからねぇ。えっ、出歩いたっていいでしょう。こんなに暖かくて心地いい日は外に出ないと、逆に体に毒だよ。最近 体調も   ***下载/download/otomedream/ダウンロード***   してるから、心配しなくても大丈夫だよ。それより、マオの方こそ こんな場所で何してたわけ。別にって。うん~なんか変なの。まあ、いいや、ここなら大丈夫だよね。何がって、こうして抱き締めたっていいよねってこと。ふふ、いいじゃない、少しくらい。今日は気分がいいんだから、抵抗なんてして僕のことを怒らせないでよね。ふふ、マオの匂い安心するなぁ。ずっとこうしていたくなる。ねぇ、マオ、この先 僕はどれくらい生きられるか分らない。あぁ、違うよ。後ろ向きな話をしたいんじゃない。今のは 単なる事実として言っただけ。そんなの 人間なら誰でも一緒でしょ。それでね、僕 決めたんだ。残りの人生は 君に捧げようかなって。あ、もちろん 孫権軍に尽力することに変わりはないよ。それとは別でさ。今までは孫権軍のために 江東を守って荊州や許都を攻略することを目標にして生きてきた。でも、この先は自分なりの生きていく意味も背負って生きたいと思ったんだ。この身はいつ朽ち果てるか分らない。でもね、時間が許す限り、僕はマオといたい。だから、いつかマオにもちゃんと僕のこと 好きになってもらいたいな。僕は君が好きな心の綺麗な男じゃない。けど、きっとマオと過ごすうち 少しずつこの汚れも取れていくかもしれない。それを待ってろなんて言うつもりはないけど。でも、せめてほかの男のところには行かないでほしい。ふふ、なんてさすがにずうずうしいかな。あ、ごめんね。今の話は忘れていいよ。さて、外の空気も吸えたし、また部屋に戻ってのんびりしようかな。うん?何。何か話でもあるの。っ、それ…下手くそ。息 全然続いてないじゃない。けど、綺麗に音を出せるようになったね。すごいよ。ね、僕のために こっそり練習してくれたの?だから、こんな人気のない場所にいたんだ。嬉しい。ありがとう。大好きだよ、マオ。人は何のために生き、何のために死に行くのか。そんなことは誰にも分からない。それでも、僕は生きたいと願う。それは軍のため、自分のため、そして、大切な人のため。そっと目を閉じ、自分の鼓動を聞いてみる。とくとくと鳴るそれは僕を必死に生かそうとしているらしい。ね、マオ、僕はもう少し生きていたい。僕がなすべきことはまだたくさんある。残された時間がわずかでも僕は最後まで 自らに課した使命をまっとうしたい。だから、どうか僕がそのすべてを遂げるまでは 隣で笑っていてくれないかな。君がいれば、僕はどんなことにも打ち勝っていける。そんな気がするんだ。愛してる。この思いは きっとこの先ずっと揺らぐことはないだろう。そう、僕の鼓動が静止する その日まで

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